STRAY CAT 9

 


 




「こうやって体に覚えさせる。耳を噛まれたら、セックスの合図だとな。」
はぁ、それ、いったいどういう意味だよ。
聞き返したかったけれど耳とソコに与えられる刺激は、一回達ってしまった体には強すぎて、声が出ない。だから黙って聞いてたんだけど。

「そのうち、何もしなくても耳を噛むだけで勃つようになる。」

この鬼畜サド助平!!

俺は必死でその手と口を振り払おうと暴れる
けど消耗した上に拘束された体に、そんな力があるわけがなくて。
「まだ検査は終わってないぞ。」
囁きとともに、体に落ちてくる唇
「ぁ。」
首筋とか、鎖骨とかどうってことない場所のはずなのに。
瑛に舐められて吸われると体がビクリと跳ねる。
「野良の割に肌艶はいいみたいだな。感度も良好。」
冷静な声が、羞恥を煽った。
俺だけ、見られて。
瑛の顔が一度離れる。
視線が俺の前進をくまなく辿って。
かぁあああ。
同性の、はずなのになんていうか全部見られてるのが恥ずかしい、それなのに瑛は。

「ここの色も、きれいだな。」

言って、触られたのは胸にある二つの突起。
「ッ・・ぁ」
メスでもないのに、何だよ、この感覚。ぴりぴりと甘く、熱が俺の中をかける。おかげですでにまた欲望を見せ始めている中心を
「こっちの方の色も、同じだな。」
持ち上げて、
「形はちょっと子供っぽいか? 大きさは、まぁこれだけあれば問題ないか。」
だから、言うなよ。
本当に、恥ずかしい奴だな。
俺はいたたまれなくて完全に眼を閉じてしまった。何でこんな奴と同居をOKしてしまったんだろう。さっき決めたばかりのはずなのに、もう後悔の念が押し寄せてきている。
「快感に集中したいのか、好きなんだな。お前。」
「ゃ、違う。」
いったいこいつはどういう思考回路をしてるんだ。
けど、言われ続けてるとそんな気になってくる。
俺は、すき物なんだろうか。こんな風にちょっと触られたり言われたりするだけで感じて、雄として屈辱だった。なのに瑛は、
「いいさ、たっぷり可愛がってやる。」
上機嫌で俺のことを嬲ってくる。だから雄は可愛がられるもんじゃないんだよ、けど。
「ぁあ・・にゃ・・・ぁ。」
胸を噛まれて引っ張られてもれる猫なで声、
「ひ・・ぁ・・みゅ。」
弾力のある舌で、滑らかな指で押しつぶすように触られると、いつの間にかソコがこりこりと硬くなっているのに気がついた。
「雄の癖に、胸を弄られるのが好きなのか。」
そんな、筈ない、のに。
さっきから、どうしたんだよ俺の身体。
空いている手が掬い上げるソコ。さっきより硬くなってて、俺は反論することもできない。
こんなに、感じたくなんてないのに。

「熟れて、紅くなってる。」

舌に胸の突起を持ち上げられて、言葉で、受け入れさせられる。
雄に蹂躙される自分の姿を。
けど、屈辱は一瞬。
「早すぎるんじゃないのか、もうこんなにして。」
完全に形を変えた俺自身、先走りにすべる先端を親指でぐりぐりされて。
「にゃ・・ぁああ・・・ぃ、・・・そこ」
触れないで、弾けるから。
限界で、いっぱいいっぱいだ。握りこむ感覚の強弱に俺は翻弄されて、
「ぁ・・・あ。」
信じられない、何でこんな。
でも

「イけ、見てるから。」

やだ、見られたくない、のに。

「ぃ、ッ・・ぁあ」

瞬間、瑛の指が後ろのソコに差し込まれて、
猫の敏感な耳がぽたっと床に落ちる水音が聞いた。
目を開ければ目の前に立っていた瑛のお腹に、白い俺のモノが。
「ご、ごめん。」
元凶は、こいつの筈なのに反射的に謝ってしまっていた。
もう、顔なんて真っ赤だ、目より紅いかもしれない。
恥ずかしくて、申し訳なくてあわてる俺に、
「いや、いいが、早すぎるな。それとも猫だからか。」
瑛はまた冷静で、
「何、言って。」

「安心しろ、お預けの訓練は、またの機会にしてやる。」

そんなセリフが、俺に言葉を失わせた。
それから、足から尻から全部見られて、触られて斑猫みたいに痕だらけにされて。
何回達ッたのか、やられたのかわからない。
気づいたら俺は、やりすぎで完全に意識を飛ばしていた。

 

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