会いたくて、
「先輩」
そんな目で見ないでくれ、濡れた目に理性が飛びそうになる
「好きです、俺も」
しっとりとした唇が合わさってその柔らかな舌を感じた瞬間、堪えきれずに俺は大野の貪った。
「ん・・・ふ・・・ぁ」
鼻にかかったような甘い声としがみついてくる腕の強さに興奮が高まっていく。俺の分身は目にした媚態とキスだけで既に形を変え始めていた。それだけでもやばいというのに、
「っ」
大野の手がそこに触れた、少し冷たい手が形を変えた俺のモノを握りこんで擦る。たどたどしい手の動きは、どうやら先ほどの俺の動きを真似しているらしい。それに気付くとますます胸が熱くなって、大野の手が先走りに汚れていく。
「好きです、先輩が欲しい」
大胆に誘う声は、しかし消え入るように小さくて羞恥に染まった大野の顔は俯いて隠されている。欲しくて溜まらなかった、大野の中に思いっきりそれを埋め込んで泣かせて自分のものを注ぎ込みたい。でもいいんだろうか、そんな風に抱いてしまって、
「いいのか」
男にとって入れられるのは通常のセックスではない行為だ、抵抗はないのだろうか。今更ながら心配になるのに、
「初めてじゃないから平気です、それともやっぱり男じゃ嫌ですか」
そこまで言われて理性が持つはずはなかった、しかし実を言うとどうしていいのか分からない。あの時の事は酒に酔っていてよく覚えていないのだ
「すまん」
俺は一応謝ってそれから大野の体をうつ伏せにして腰の下に枕を入れる。体の負担は、多分これが一番掛からないはずだ。
指を湿らせて大野の尻を割って小さなすぼまりに触れて。
その瞬間、ビクリと体が硬くなるのが分かる。だからゆっくりと指を差し込むけれど、かなりきつい、こんなところに太くなっている自分のものが入るとは思えない。
それでも前は入ったのだからと強引に指を進めれば
「ん・・・ぃ・・ッ」
声は先ほどまでの甘いものではなくなっている、俺は慌てて差し入れた手を引こうとした、けれど、
「駄目」
大野の手が俺の手首を掴んで止める。
振り向いた顔は必死で、交じりには涙が溢れ出ていた。その顔が綺麗で、俺は抑えきれなくなる欲望に焦る。
「大野」
もう謝らなかった、代わりに名前を呼んで、欲しいから我慢してくれとぶつける欲望。抜き差しを繰り返せば濡れた音が俺達の耳を打つ。
「ん・・く」
堪えるような大野の声、それを紛らわせようと空いている手を後ろから差し込んで感じやすい乳首に触れた。指を差し込んだ手の親指で、付け根にある二つのふくらみを刺激すれば次第に声が甘くなっていく。
「ほら2本、入った」
指をばらばら動かして、それを伝える。
「ぁ・・ぁあ・・ぃ」
言葉にならない声とともに、快楽から逃げるように大野の腰が上に動こうとする。それを押さえつけて、足を限界まで開かせればピンク色の粘膜がめくれ上がって覗いていた。
「こんな色してたんだ」
前をいじる手を止めて、指が差し込まれている大野の入口の淵をなぞる。
「やぁ・・言わ、な、いで」
恥ずかしいのか真っ赤に耳を染めて、大野はシーツに顔を押し付ける。
「可愛いのに」
俺は恥ずかしがることないと、その耳元にキスを落として、その熱に柔らかくなった体に三本目の指を差し込む。
えっと、前立腺の場所はここと暴行の間のはずだから。
大学でならったおぼろげな知識を活かして、指を折り曲げて探す柔らかい部分。
「ぁあぅ」
一際大きく、大野の体が跳ねて
「大野のココ、わかりやすい」
見つけた場所を引っかくようにまた刺激する、それがいいらしい、体の下でどんどん大野自身が固さを取り戻していくのが分かった。
立てていた膝はいつの間にかまた崩れ落ちていて、朱を帯びた白い肌は汗で光って誘っているかのようだ。
駄目だ、限界
俺は乱暴に指を引き抜くと熱い自身を大野のそこに押し当てた、先端に当たる濡れた感触。進めればきつい入口が強くそこを刺激して。
「く」
「ん」
大野の口からも苦痛の声が上がる、それでも逃げそうになる腰を引き寄せて貫いた。
「ひあ」
漏れたのは悲鳴それもそのはず狭い内側が俺をぎゅうぎゅうと締め付けてくる
「力、抜いて」
「無理、痛い」
混乱して泣きながら首を振る大野の髪に口付けて、俺はそっと固くなった体を抱きこむ。
「一つになろう」
言いながら、胸を撫でてそれから痛みにしぼみかけた大野の欲望を刺激してやる。
「ふ・・ぃ・・ぁん」
やわやわと握りこんで擦れば、先走りの液に指が濡れるのがわかった。それと同時に少しずつ力が抜けて、熱い大野の内側が俺にリアルに伝わってきた。
「凄く、いい」
耳元で、素直にそうと息を漏らす。
「俺、変・・・や」
大野はそうって首を振る、けれど裏腹に体は俺を受け入れてくれている。ということは、つまり、
感じすぎか
試しに腰を大きく動かしてみた、すると、
「ああっ」
甘くて一際高い声。
「いいだろ」
こんな時くらい素直になれよ。
俺はそんな気持ちで腰の動きを早くする、すると大野唇から漏れたのは
「ゃ、先輩・・・ぁ」
俺の名前、くそ、どんな顔して言ってるんだよ。顔が見たい。
その誘惑に勝てなくて、俺はいれたまま大野の体をひっくり返す。
「ッッ」
声にならないそれは悲鳴だ。
「やぁ」
涙混じりにそう訴えてくるけれど、それはむしろ逆効果で。
「大野、大野」
募る気持ちを伝えるかのように、俺は必死で熱い大野の中に抜き差しを繰り返す。し
繋がって俺に突き上げられながら大野も喘ぎ混じりに俺を呼ぶ、その姿が心から大切で失えなくて、
「愛してる」
同時の囁きで俺達はラストを迎えた。